【保存版】パナソニック製エアコンのオートスタート機能とは?停電後の自動復帰方法と注意点を徹底解説

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留守中、ペットや高齢の家族のためにエアコンをつけっぱなしにしている方も多いのではないでしょうか。

そんなとき、急な停電が起きてしまうと、命に関わる大きな不安につながります。

パナソニック製のエアコンには「オートスタート(自動復帰)機能」があり、停電が復旧すると自動で運転を再開してくれる便利な機能があります。

本記事では、パナソニック製エアコンの自動復帰機能について、設定手順や注意点をわかりやすくまとめています。ぜひご確認ください。

ただ、この機能は危険性もあります。もし使いたい場合は自己責任で判断して下さい

※この機能が搭載されている機種でも、出荷時は「オートスタート」は設定されていません。別途設定が必要になります。

※「パナソニック製エアコン」についての記事ですので、他メーカー製品には当てはまりません、ご注意ください。

参考、各メーカーの停電後に自動で復帰する機能のあるエアコン

  • 東芝  大清快 N-DRシリーズ、N-DRZシリーズ、N-DZシリーズ、N-DXシリーズ、N-Xシリーズ
  • 三菱  霧ヶ峰 BXVシリーズ、Rシリーズ 、GEシリーズ、ZXVシリーズ
  • パナソニック製  2007年モデルから全機種に停電復帰モードが搭載。

各メーカーで自動復帰機能について取扱説明書に記載されている場合もありますが、パナソニック製では取扱説明書にほぼ記載されていないのでこの記事を書くことにしました。

目次

パナソニックの「オートスタート機能」とは?停電後に自動で復帰する仕組み

オートスタート機能とは、停電などでエアコンの電源が一度落ちたあと、電力が復旧すると自動で運転を再開してくれる機能のことです。

再起動後は、停電前に設定していた温度や風量などの運転状態をそのまま引き継いで再開するため、外出中や就寝中でも安心です。

とくに、ペットや高齢のご家族がいるご家庭では、エアコンが止まったままになるリスクを防げるため、命を守る重要な機能とも言えます。

ただしこの機能は、すべてのエアコンで自動的に有効になっているわけではなく、パナソニック製品の場合は出荷時に「無効」設定になっていることが多いです。

そのため、使用するには手動での設定が必要です。

そしてパナソニック製に関してですが、検索してもパッとは出てこず、取扱説明書を見てもこの機能については記載がありません。一般家庭向けにはこの機能は公表していないようです。つまり裏コード的な扱いのようです。

Panasonic製エアコンでは、2007年モデルからは全機種停電復帰モードが搭載されているそうです。

07年度壁掛け新製品から停電復帰モードが搭載されています。停電復帰モードとはATMなどへの機器設置について、通電時に常時運転とし、停電復帰時にも自動的に運転を復帰したいときの設定方法です。

pocketbook2015より

繰り返しになりますが、この機能はメーカーが一般には公表していないので、積極的にはお勧めはしません。もし使いたい場合は自己責任で判断して下さい。

次に自動復帰機能の危険性についても記載します。

自動復帰設定の前に知っておきたい5つの注意点とリスク

オートスタート(自動復帰)機能はとても便利な機能ですが、設定する前にいくつかのリスクや注意点を理解しておく必要があります。

以下の5つのポイントを把握しておくことで、安全かつ安心して活用できます。

  • 電気火災のリスク: 停電時に製品自体に不具合が生じていた場合などは、通電し運転すると電気火災のリスクが存在します。特に古い電気設備や不適切な修理が行われている場合、危険性が高まることがあります。
  • 電力の過負荷: オートスタート機能が停電後にエアコンを自動的に起動させる場合、他の電化製品と同時に多くの電力を必要とする可能性があります。特に大規模な停電の後、電力供給が不安定な状況で、複数のエアコンが同時に起動すると、電力の過負荷が発生する可能性があります。
  • エアコンの故障: オートスタート機能が正しく動作しない場合、停電後にエアコンが適切な設定で起動せず、不正常な運転を行う可能性があります。これによりエアコン本体や関連部品にダメージが加わる可能性があります。
  • 周囲の安全性: オートスタート機能により、停電が復旧した際にエアコンが稼働することで、エアコンの風向きや吹き出し口の向きが誤って設定されている場合、人や物に風が当たる可能性があります。
  • 節電対策の妨げ: 長時間の停電が予想される場合、エアコンの自動復帰が行われると電力使用が増加する可能性があります。これにより停電時の節電対策が妨げられる可能性があります。

これらの危険性を軽減するためには、エアコンの正しい取り扱いと設置、安全な電気配線、製品の取扱説明書に従った適切な設定などが重要です。特に専門家のアドバイスを得ることができる場合には、安全性を確保するためにそれを活用することをお勧めします。

【図解あり】パナソニックエアコンのオートスタート設定方法(リモコン操作)

少し古いですが、パナソニックエアコンの機種毎の設定方法の載っているPDFを見つけました。

pocketbook2015

239ページ目「停電時復帰モードについて」がオートスタート機能の設定方法です。

実際の設定例

例として我が家のエアコン、2012年製「CS-56NEX2B」で実際に設定してみます。

STEP
リモコン扉を開けて、メニューボタンを10秒~20秒長押しします。※表示部上にリモコンNo「A」が点灯表示されます。
STEP
再度メニューボタンを2回押します。(※表示部上に「AS無」 が点灯表示されます。)
STEP
点灯中に「すすむ」or「もどる」ボタンで「オートスタートの有無の設定「無」・「有」が切換わります。「有」を選択。
STEP
選択された設定が点灯状態で予約ボタンを押します。(※本体に送信され設定が完了。受信音「ピッ」 )リモコン表示部が元の状態に戻ります。

注意点

  • 電源の確認: オートスタート機能を正しく利用するためには、エアコン本体およびリモコンの電源が確保されていることを確認してください。
  • 設定の確認: オートスタート機能が有効になっていることを定期的に確認しましょう。設定が無効になっている場合、停電後に自動復帰しない可能性があります。
  • 復帰までの時間: オートスタート機能には復帰までのタイムラグがある場合があります。急ぎの場合は、手動でエアコンを再起動することも検討してください。
  • 設定のカスタマイズ: 一部のモデルでは、オートスタート機能の設定をカスタマイズできる場合があります。必要に応じて、停電後の動作を細かく調整してみてください。

まとめ

自動復帰機能は「うまく使えば安心」「誤るとリスク」な両面を持っています。

設定前には、エアコンの設置場所・使う人・周囲の安全対策をよく確認し、自分の家庭に本当に必要かどうかを見極めましょう。

ただ、この機能はメーカーが一般には公表していないので、積極的にはお勧めはしませんもし使いたい場合は自己責任でお願いします。

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