甘くておいしいトウモロコシ。我が家の奥様も大好物で、夏になると遠方まで朝採れのスイートコーンを買いに行くほどです。
犬にとっては、ドッグフードの材料にも使われているぐらいですので食べても問題は無さそうですが、粒の方ではなく芯の部分は大変危険であるということをご存知でしょうか。
うちの犬も3年前にトウモロコシの芯を誤飲し、大変な目にあいました。
犬とトウモロコシ
上にも少し書きましたが、トウモロコシ自体はドッグフードのかさ増し材料としても使われているので、穀物アレルギーなどが無ければ与えても特に問題無いと思います。
与えるなら粒の部分ですが、トウモロコシは食物繊維が多く消化が悪い為、与え過ぎは良くないようです。
トウモロコシの芯の誤飲の危険性
トウモロコシの芯は硬い食物繊維の塊ですので消化しません。
トウモロコシの芯はペットの誤飲のベスト3に入る危険なものなのです。
丸飲みしてしまうと喉で詰まって呼吸困難になってしまったり、腸に詰まって腸閉塞を引き起こしてしまう可能性があります。
犬がトウモロコシの芯を食べてしまったら
すぐ病院で診てもらうのがベストです。
塊で飲み込んでいても、下痢や嘔吐などの症状が出るのは2~3日後だったりします。食べた量が少量で小さければ吐き出すか便で出るかもしれませんが、大きい塊を飲み込んでいた場合、胃腸に詰まってからでは手遅れになる場合があります。
どういう形状で食べたかわからない場合でも、早めに病院に相談するようにしましょう。
我が家での誤飲事件
3年前の夏、ウチの犬がトウモロコシの芯を食べました(正確には丸のみ)
その時は私は家におらず詳しい状況はわかりませんが、奥様の話だと、奥様が大好物のトウモロコシをおいしく食した後、片付けようとしていた芯めがけて犬が飛びつきくわえて持って行ったため、慌てて奥様は犬の口から取り出そうとした所、取られまいと思った犬がそのまま飲み込んでしまった、と言う感じのようです。
最初聞いたとき、植物なんだからそのうち出るんじゃない?と知識のなかった私は軽く考えていたのですが、気になった奥様が調べた所、非常に危険と言うことを知り、かかりつけの動物病院へ相談すると「すぐ連れてきて!」となりました。
先生曰く、内視鏡入れて塊を2つ発見、そのまま内視鏡で1つを取るも、2つ目がどうしても取れず、最後は開腹し取ったそうです。
「開腹はしたくなかったんだけどね」と先生もおっしゃってましたが取らなければもっとひどい事になっていたかもしれません。。。
まとめ
我が家では実際に誤飲があり、結果開腹手術での摘出と言うことになりました。手術と言う形にはなってしまいましたが大事に至らず摘出できたことは幸いだったかも入れません。もし気付かず処置が遅れていたら、腸閉塞での腸の壊死や最悪死に至ることもあったかもしれません。
同じような事故が起こらないように、犬にとってトウモロコシの芯は危険であると認識して頂ければと思います。