昨今のあおり運転のトラブルや事故時の証拠など、もしもの時に備えておきたいドライブレコーダー。
嫁車には付けておらず、早く付けろと催促されようやく付けたので備忘録です。
私自身、先日もらい事故を受けドライブレコーダーのありがたみを知り、さっそく嫁車へと付けた次第です。
今回取り付ける車種は、ワゴンR(MH23S型)です。
ドライブレコーダー取り付け工賃て?
当初、ドラレコはカー用品店などのショップで付けてもらおうと考えていましたが、見に行った際、ショップおすすめドラレコ本体が2~3万円(2カメラタイプ)が主流で、プラス工賃がかかるとのこと。
工賃が大体これくらいかかります。
- カメラ1個の場合・・・5,500円~(税抜き)
- カメラ2個の場合・・・15,000円~(税抜き)
こうなると本体と工賃で5万円近くかかるとなると、自分で付けようかと思ってしまうわけで。
ただし、電気的機械的知識がある、DIYで車の電装系を弄ったことがある人以外はお勧めしません。
例えばカーオーディオを自分で取り外し、取り付けが出来るくらいであればチャレンジ出来るのではないかと思いますが、そうでない人は多少お金はかかってもショップへ依頼しましょう。意図しないところを壊してしまったり火災の原因になることもありますので。
ちなみに、本体のみ別で購入し、ショップへ持ち込み取り付けを依頼する場合は、取り付け工賃は上記の倍くらいになる可能性もあります。
ドライブレコーダー、何を選ぶ?
ドライブレコーダーもピンキリです。3,000円もしないものから数万円のものまで。
もしかしたら私はこのチョイスで一番時間がかかったかも(笑)
画素数であったりセンサーの種類やなんやら、実際どれが正解かわかりません。
おすすめサイトを参考にしたりし、自分なりに良いと思うものを選べばよいと思います(なげやりw)
私が選んだ基準としては
- 金額が1万円前後
- 画素数が他と比べて遜色ないレベル
- 2カメラ(フロント/リア)であること
これくらい。
実際購入したのはこれです↓

higashi Hdr-200L
ネットで注文。購入時は12,800円だったかな?
【 商品特徴 】
HDR-w200Lは前後とも200画素の高画質でエンジンON/OFF連動で常時録画するドライブレコーダー。駐車監視もオプションで選べます。コストパフォーマンスを重視したモデルになります。【 基本商品スペック 】
・電源電圧:DC12V マイナスアース車用(5V入力)
・フロントカメラ1/2.9型センサー リアカメラ1/3.1型センサー
・レンズ画角:フロント対角140° リア°対角145°
・GPS:○
・記録媒体:Micro SDカード(128GBまで対応、推奨Class10)
・フレームレート:フロント27.5fps/リア25fps
・駐車監視:あり(オプション)
・液晶サイズ:3.0inch
・シガープラグコード長さ:約3.5m
・リアカメラケーブル長さ:約8m
・消費電力:約3.5W
・取付方法:フロント両面テープ/吸盤 リア両面テープ
・本体重量:フロント約108g リア約33g
このようなスペックです。
実際使ってみないとわからないですしね、もうどうにもわからない場合は少しお高くてもユピテルなどの大手メーカー物を選ぶのが無難です。
取り付け
必要な道具
さて取り付けていきます。
まず取り付ける際に必要な道具を揃えておきます。最低でも
- 内装はがし
- ドライバー(+/-)
- ラジオペンチ
- ニッパー
- 針金(50cmくらい?車種による)
- 結束バンド
- 配線固定部品
- 千枚通し(爪楊枝的なもの)
工具関係はDIYやる方は大概持っているでしょうが、今回やってみて、配線を通すためのも(今回私は針金を使用しました)が無いと、リアが厳しかったです。それは後述します。
部品の確認
早速中身を確認。

左からフロントカメラ、リアカメラと配線、シガーソケット電源と配線。
ザックリでもカメラをどこに付け、配線処理をどうするか、電源はどうするかなどはイメージしておいた方が良いです。
フロントカメラ取付、配線
まずフロントカメラの位置を決めて本体のみ固定します。
ドライブレコーダーの取り付け位置は、「道路運送車両の保安基準(第39条)」で、以下のように定められています。「道路及び交通状況に係る情報の入手のためのカメラ」=ドライブレコーダーは、「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲」に取り付ける場所が規定されています。
大体ルームミラーがほぼガラス上部の20%の高さなので、
- ルームミラーより上で
- ルームミラーに干渉せず
- 車検ステッカーに被らない
に気を付け、視界の妨げにならない位置に付けましょう。

取り付けた位置。下から撮っているの分かり難いかもですがルームミラーより上です。
他の車を見ると助手席側についていることが多いですが、今回は運転席側に付けました。理由はいざというときに助手席側では操作できず困るというケースを考慮した為。
取り付けは両面テープ。位置は確定するまではマスキングテープなどで仮止めしておくとよいでしょう。
フロントカメラちの配線
フロントカメラからシガーソケット挿しの電源ケーブルは付けるのは簡単ですが、なるべく配線は隠したいもの。そしてこれが難しく感じる方も多いでしょう。
フロントカメラへ接続するケーブルは運転席足元から引き揚げます。
フロントカメラに接続するケーブルは、電源用とリアカメラ用の2本。
まずはピラー部を外します。

本当はドア側のゴムパッキンをはずし、横からピラーカバーを内張はがしなど隙間に入る工具をしようしこねればパコっと外れます。と簡単に書いてますが初めてだと難しいかもです。
外れたら、ピラー内部に通っている配線に沿って針金などを下ろし、運転席足元からケーブルを上に引き上げます。

今回私は釣り糸を使用。釣り糸に重り付けてピラー部から下げ、運転席足元へ来た釣り糸にケーブルを縛り引き上げます。

ピラーの中を通し、 電源用とリアカメラ用の2本をフロントカメラへ接続します。
天井面に関しては、ちょっと指を入れてクイってやれば内張りがはげますのでその中を通します。
これでフロントカメラからケーブルが運転席足元まで来ました。
できればここで、シガーソケット電源を挿し、フロントカメラの動作確認をした方が良いでしょう。
リアカメラ取付、配線
ある程度の位置にカメラを仮固定し、配線の長さを確認します。今回はリアハッチガラス上部にします。
この機種はリアカメラと途中の配線が分割できる仕様だったので、分割して運転席足元からリアに配線します。
運転席側の横部分の内装をちょっとめくりその中へ押し込んでリアハッチまで通していきます。

この中なら踏んだり等の干渉は少ないと思います。
リアの内装をめくり配線をしていき(簡単に書いてますが結構大変です)

私はリアハッチの電線の通っている部分を利用しこの中にケーブルを通していきます。

リアハッチの中心部分にゴムパッキンで塞いである穴が流用出来そうなので、そこからケーブルを引き出しリアカメラへ接続します。
このリアハッチの右側から中央部までの配線に針金が必要でした。

配線の長さや収納場所の関係で、かっこ悪いけれどここで配線を束ねています。もう少し考えれば良かったかも。。。
配線が余ったりした場合は結束バンドや固定部品でブラブラしないようにしましょう。
電源の接続
両カメラの配線はキレイに内張りの中に収めたので、あとはシガーソケットに挿せば動きます。
シガーソケット増設
ここで終わっても良いのですが、シガーソケットをドラレコで塞いでしまうのもどうかと思ったのでシガーソケットをヒューズから電源を取り増設して、そっちをドラレコで使うようにしました。
最近は良いパーツがイロイロありますね。

使用したのはコレ。ホームセンターなどで売っています。
ちゃんとヒューズとしての機能を果たし、純正ヒューズと差し替えるだけ、そしてヒューズタイプ3種類に対応していてヒューズの形間違いがないのでコレにしました。
中身はこんな感じ。

ヒューズボックスのACC15Aへコレを差し替えます。
ここではワゴンRのコトなので、ヒューズの位置等は車種により異なりますので車種ごと確認してください。
ワゴンRのヒューズボックスは運転席足元にあります。足元から上に覗き込んでください。

ヒューズボックス。ワゴンRでは赤丸部分がACC15A(画像では取り外していますが青いヒューズが刺さっています)
ヒューズ抜くのにラジオペンチがあると引き抜きやすいです。
それから、この増設ソケットはボディアース線が付属していますので、ボディアースします。
ヒューズボックス脇の内装パネルを外します。上の画像に見える留め具を外せば取れます。

内装パネルを外すと、他にアース線が来て止めてるボルトがあるので、同じところに重ねて挟み締めます。これでボディアース終了。
ちなみに、内装パネルの留め具は真ん中部分を押しこむと外れます。余談です。

ヒューズを差し替え、内装パネルを戻し、余った配線は束ねてヒューズボックス裏に束ねて固定すれば終了。

増設ソケットもヒューズボックス上でドラレコ電源と接続し固定。
最後に
電源を入れ動作確認。カメラの位置調整、メモリへの書き込み、運転中に配線が干渉しないか、邪魔にならないか、などを確認して終了。
今回良かれと思って運転席側に付けたフロントカメラは、嫁曰く気が散りそうとのことで、起動後すぐにモニターはOFFするように設定しました。
映りに関しては、結構きれいに映ってますし夜間でも見えます。
これで少し安心して運転できます。
最初に書きましたが、 電気的機械的知識がある、DIYで車の電装系を弄ったことがある人以外はお勧めしません。 自信がない場合はショップへお願いしましょう!
