私の両親(70歳オーバー)が使用しているドコモの携帯電話を先日スマホへと切り替えました。
そこに至る経緯や料金などについての備忘録です。
機種変更への経緯
母の「らくらくスマートフォン3」問題
新しもの好きな母は、前回の機種変更時にスマホが欲しいけど扱えないだろうからと決めたのが、シニアにも扱いやすいと(私からすれば中途半端だと思ったけど)らくらくスマホなるもの。
まぁどうせ電話とメールぐらいしか使わないし。
良かったのはこのタイプでもLINEが使えたこと。
なので最近は家族や友人ともLINEがメインでやり取りをしていたわけだが、今夏にドコモより以下の発表され、LINEが使えなくなってしまった。
平素は、弊社商品・サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
LINE社が、より安全で安定したサービスを提供するため、対応OSバージョンの見直しが行われます。
そのため、以下の機種でLINEアプリサービスの提供終了を予定しております。引き続き、これまで通りLINEアプリをご利用いただくには、LINEアプリサービスの提供終了より前の機種変更とアカウント移行をお勧めいたします。
ドコモホームページより引用
前述の通り普段のコミュニケーションがLINEメインだった母はそれは困ると。。。
ドコモショップでもこの件について聞いてみたが、「LINE側が決めたことなのでドコモは関係ありません」的でちょっと感じ悪っとは思ったが、そんなものかと。ということで機種変更しようかとなったわけで。
父のガラケーが「FOMA」だった件
5Gサービスが話題の昨今で3G回線のガラケーを使用していた父。まぁほとんど使用しないので特に問題はないがあと数年で3Gも終了するとのこと。そう、まだ数年は使えるのだが、ドコモからは回線の切り替えを促すような通知がきているらしい。私は見てないけど。そうなるとシニア世代には「すぐ切り替えなければならないのか?」と勘違いする人も多そう。我が家もそんな感じだったが、父のガラケーもすでに10年選手となっているのもかわいそうなので、これを機会に母と同様にスマホにするかってことになった。
通信キャリアはどうするか?
ドコモで機種変更見積もるも
今までがドコモなのでドコモで機種変更が簡単だろうとドコモショップで見積もったところ、正直「高いな」が第一印象。
言いたくはないがLINEが使えなくなったのも3Gが終了するのもそちらの都合なんだからもう少し優遇してよとは思うけど(苦笑)
菅総理が進めてきている携帯電話料金値下げはあまり進んでないな、というかむしろ高くなってない?と感じる。2年ぐらい前の料金体系に戻らないかしら。
若い世代は高くてもしょうがないけど、せめてシニアやキッズにはもう少し優遇措置をとれるようにしてもらいたい、頼むよ菅総理!
話が脱線したが、スマホ2台はちょっと難しいかもね、ってことでドコモの見積もりは保留で、比較というわけではないけど違うキャリアはどうなのか?と近くのソフトバンクショップへと向かう。
ソフトバンクでの見積もりも
私がソフトバンク使用ということもあり、ソフトバンクショップの担当さんが以前対応してくれた方だったので、事の経緯を話し乗り換えた場合の見積もりをササっと出してくれた。
結果的には、まぁドコモと似たようなもの。新規乗り換え分やらなんやらつけて若干安いかなくらい。
3大キャリア間では金額差はあまりないだろうとは踏んでいたが、やはりというか、乗り換えの手間を考えるとそこまでしても大きくは変わらない、現状の利用料金よりは高くなるのだけは確実。
利用料金は出来れば今と変わらない程度にしたいけど、他にプランはないですか?との問いに意外な回答をもらった。それもアリやなっと。
格安SIMという選択肢
そう、ソフトバンクのサブブランドで格安SIMの「ワイモバイル」。
最近はソフトバンクとワイモバイルが同居した店舗が多く、ショップ店員さんはどちらも対応してくれるそうだ。
見積もりだけで言うと先ほどのドコモやソフトバンクに比べ半額程度となる。これ大きい!現在の利用金額よりも若干安いかもなので料金的には理想的だ。
父の場合に限っては3G端末からの乗り換えなのでスマホ端末の機種代割引が適用され実質タダとなる。
ということでワイモバイルへの乗り換えで決まった。
ワイモバイルへの決め手となったメリットを簡単に書いておく。
- 料金が安い(まぁそれが売りなので)
- シニア世代に格安スマホというと抵抗感があるが、ワイモバイルはソフトバンク直系なので安心感はある(ドコモ信者には無理かも)
- 近くに店舗があるというのはシニア世代にとっては安心材料。
こんなとこだろうか?シニアシニアと書いたが、3大キャリア使用者で格安SIMを検討されている若い世代にも有益だと思います。
ただ、乗り換える際はデメリットもあるのは当然。以下デメリットとして
- キャリアメールが使えなくなる
- 移行手続きがやっぱ面倒くさい
キャリアメールを使う人も最近は少なくなっているだろうから、ココはそこまでデメリットではないかもしれないが、移行手続きは面倒なことも。ただ、ネットで個人で契約するわけではなくショップで店員さんが対応してくれるのでそんな難しくはない。面倒な作業が多いだけ。
大手キャリアのサブブランドである方が安心感はあるし、ショップ、実店舗があるというのは大きい。
格安SIM検討している方は使用しているキャリアのサブブランドへ移行であればかなりスムーズに乗り換えられるのではないかと思う。
ドコモはこれを作ってないのが残念。まぁ格安SIMも様々、「LINEモバイル」とか「マイネオ」とか色々けど、この辺りは実店舗ではなくネット完結な事も多いのでネット環境になれていないと難しいかも。
「楽天モバイル」てどうなんだろ?あまり良いうわさ聞かないが。。。
格安SIMへの乗り換え作業
上記で乗り換え作業は面倒だとは書いたが難しいわけではないので、簡単に流れだけ。
ここではワイモバイルの実店舗にて乗り換え作業を行った時のことを書いています。電話番号は変更せず契約は新規、端末も新規購入という条件です。
あ、あと予約もなしに突然行って即契約できるかというとそれは難しいので、店舗へ行く際は予約していきましょう!今の世の中、密を避けることも重要だしイロイロご苦労もあるようなので。
必要なものは、
- 現在使っている携帯電話
- 身分証明書(運転免許証など)
- 料金引き落としの口座(キャッシュカード)もしくはクレジットカード
これだけ。
そして、電話番号を変更せずに格安SIMに乗り換える場合は、「MNP予約番号」が必要です。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、携帯電話会社を乗り換えても現在使用している電話番号をそのまま引き継げるサービスです。
手続きの際には、元の携帯電話会社に発行してもらった「MNP予約番号」が必要になります。
これを時間があれば乗り換える前までに取得します。時間がなければ、乗り換えの契約時のその場でも電話して取得できます。実店舗であれば店員さんが教えてくれるはず。
「MNP予約番号」が分かれば後は店員さんが手続きしてくれます。
書き忘れてる感があるので補足ですが、「MNP予約番号」は本人が電話しないといけません。本人確認がありますので、ショップの店員さんは対応してくれません。助言はしてくれますが。
乗り換え時、見落としがちな料金
もちろん、乗り換えがタダでできるわけではなく、以下の料金が発生しますのでそこも考慮しましょう。
- 契約事務手数料(新規契約時)
- NMP転出手数料(キャリアによって異なるが2,000~3,000円くらいかな?)
- 前契約していた携帯電話の解除料金(違約金)
上記二つは確実にかかる費用だと思って下さい。
解除料金(違約金)についてはプランや縛りなどによって異なるが、10,000円前後を見ておいた方が良いでしょう(今後どうなるかわからないけど)
まとめ
携帯電話料金が高い高いとみんな言うけど、使い方や料金プランによるところも大きいのではないかと個人的には思っている。
大手キャリアで大容量ギガで動画見まくって高い!っていうのはいかがなものか??
大手キャリアで安いプランのはずなのに高く感じるというのであれば、格安SIMという選択肢もアリではないしょうか。
ただ、シニア世代になるとキャリア変更には二の足を踏むもの、しかも格安SIMだと尚更。しかし最近では取り扱う実店舗も増えてきたのでハードルは下がってきているのでは。(家電量販店の携帯電話コーナーとかは個人的にはお勧めはしません。店員さん自体が把握してないことも多々なので)
ワイモバイルやUQモバイルのように、大手キャリアのサブブランドであれば安心感もあるし、自社回線なので安定感もあるので、まず候補に挙げるならこの2社が無難かと思います。
ちょい補足すると、実店舗よりオンライン契約の方がお得な場合もありますので(手数料無料とか)、ネット関連に強い方はオンライン契約もアリかと。