映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」を劇場で観てきましたので、私なりの感想です。(若干ネタばれアリます)
この作品について
結構有名な話ですが、Yahoo!知恵袋に投稿された記事が元ネタです。
Yahoo!知恵袋では日々様々な質問や相談事が投稿されるが、2010年7月17日に投稿されたその質問はかなり奇異なものであった。
内容としては妻が毎日死んだふりをしているというもの。それも血のりを使ったり、軍服を着て兵士の死体になりきったりと手の込んだ死んだふりをしており、妻の意図が分からないという夫からの質問だった。質問への回答としては、恐らく夫にかまってほしいのではないか。いい奥さんだから仲良くやっていくようにとの回答がされている。
wikipediaより引用
知恵袋で話題になってた当時に、私も面白い投稿だなと読んでました。この方、知恵袋の後、ブログも始められて死んだふり以外の奥様のエピソードもかなり面白いです。
これがまさか映画化されるとは(笑)
あらすじ
家に帰ってきたサラリーマンのじゅん(安田顕)は、玄関で血を出して倒れている妻ちえ(榮倉奈々)の姿を目にして驚く。だが、血はケチャップで彼女は死んだふりをしているだけだった。驚く夫を見てほくそ笑むちえ。それを境に彼女は、ワニに食われたり、銃で撃たれたり、頭に矢が突き刺さったりと、さまざまなシチュエーションで死んだふりをするように。あきれるじゅんだったが、理由も言わずに奇怪な行動を続けるちえに対して不安を覚える。やがて、それらが彼女の発する何かのサインではないかと考えるが……。
シネマトゥデイより引用
個人的な評価
良かったなと思ったとこ
話題となった死んだふり以外のエピソードもちょくちょく入っていて、ほのぼのしていて楽しめました。話は未完(現在進行形?)なので、どういう終わり方なのかと思ってましたが、うまくまとめているなと思いました。
登場人物の少ない映画はややこしくなくて私は助かります(^^;
あと、やはりキャストが良かったかと。原作者様も榮倉奈々さんの間は奥様に似ていたと言っていましたし。
やや不満なとこ
原作(元ネタ?)が、この方の文才もあると思いますが、なんと言うか淡々と面白いのに、映画では重たいというか、最後感動させたいんだろうなって感じがなんだか。。。
それと奥様(ちえさん)の敬語がちょっと不自然かと。夫婦なんだからお互い敬語使わないか、原作のように旦那様が敬語を使うとかでも良かったかも。
あと、せっかく死んだふり以外の面白エピソードも入っているのに、シチュエーションは同じなのにその前後での奥様の天然な振る舞いでの笑う所とかが抜けてて、もったいないなーと。
もうひとつ、死んだふりに使う小道具が豪華すぎること。なんの知識もなく観たウチの妻は、「家計大丈夫なの?」と言ってました(笑)
最後に
悪くは無いです、ほのぼのとして普通の映画です。予備知識入れなければ普通に楽しめると思います。
私が予備知識があった為か、細かい所に突っ込みどころはありましたが。
見栄えの問題なのでしょうが、ワニはやはりダンボールで手作りが見たかったのと、ウルトラマンはちゃんとしたマスクではなく、お祭りで売ってるお面が良かった、かな。