1979年10月14日からテレビ朝日系列で放送が始まった「西部警察」
放送開始から今年で40周年。
石原裕次郎さんと渡哲也さんの2大スターが主演し、豪快な爆破シーンと出演陣の体を張ったアクションで1980年代前半に一世を風靡したテレビドラマシリーズ、それが「西部警察」
オジサン世代で知らない人はいないであろうこの伝説の刑事ドラマですが、改めて簡単ですが紹介してみます。
西部警察シリーズ
もともとは日本テレビ系にて1976年より放送された「大都会シリーズ」というハードボイルドな刑事ものアクションドラマがベースです。
これがテレビ局を移行し、コンセプトを継承して制作されたのが「西部警察」
テレビシリーズは、1979年~1984年にかけて、3シリーズが放映されました。
- 西部警察 PART-I 126話
- 西部警察 PART-II 40話
- 西部警察 PART-III 69話
どんなドラマ?
刑事ドラマです。普通ではありませんが。。。
警視庁西部警察署の大門部長刑事(渡哲也)率いる「大門軍団」の活躍を描く「西部警察」。
いち所轄署でありながら、とにかく荒唐無稽、無茶苦茶な設定(笑)
日本全国を股にかけ、凶悪犯を追いかけます。
凶悪な犯人ばかりを相手にしているので、時には「射殺やむなし」。
いち所轄の捜査官のはずなのに、団長の愛用する銃はレミントンのショットガン、他の捜査員も44マグナム持ってたりコルトパイソン持ってたり。
刑事ドラマのストーリーとしては「?」な所も多いですが(笑)今時の難解な推理ゲームは無く、シンプルでわかりやすいです。
極悪非道な犯人を、日本の警察が完膚なきまでにやっつけて捕まえてくれるストーリーは爽快です。
アクション映画さながら
スケールの大きさは
- 壊した車両台数約4680台
- 使用した火薬4.8トン
- ガソリン12000リットル
- 飛ばしたヘリコプター600機
- 始末書45枚
などなど、有名な話が残るほど。映画ではなく、週一の連続テレビドラマで。
また、俳優さん自らがアクションをこなしていますが、結構危険、見ていてヒヤヒヤ、迫力満点です。
とにかくド派手なアクションやカーチェイス、壮絶な銃撃戦や爆破など、それまでのテレビドラマになかった娯楽性とスケール感で人気を博し、続編「PART-II」「PART-III」と製作されました。
戦隊ヒーローモノより過激
戦隊ヒーローでも、敵と戦う場所は採石場など広い場所を選ぶのに、「西部警察」では結構街中や国道などで銃撃戦やら爆破なんかしてましたね(笑)
それから忘れてはいけない特殊車両。いち所轄の持ち物ではないでしょ(笑)
すごい時代ですね、今は無理なのでしょうけど。
西部警察 WESTERN POLICE 2003
その後、石原裕次郎の十七回忌、石原プロモーション創立40周年、そしてテレビ朝日開局45周年に合わせて、19年ぶりの「西部警察2003」をスペシャルドラマとして作成。しかし、連続ドラマとしての撮影を進めていたところ観客席へ車両が突っ込むという人身事故が発生したため、ドラマ撮影は中止となってしまいます。
撮影が終わっていたスペシャルドラマ版「西部警察2003」は、1年後の2004年に放送されました。
連ドラ化は期待していただけに、非常に残念でした。
今、映像を見るなら
メディアとしてはDVDが発売されています、レンタルDVDもあります。
衛星放送環境のある方は、CSだと「ファミリー劇場」で放送されています。
動画配信サービスだと「TSUTAYA TV」で月額料金は発生しますが、PART-I~PART-IIIが見放題です。
あの頃のドラマが動画配信で見れるなんて、良い時代ですね~。
まとめ
40年経っても色あせない、笑ってしまうほど爽快で破天荒なこのドラマ。
古き良き時代であり、もう映画ですらあんなド迫力なアクションドラマは出てこないだろうし、作れないでしょうね。