例えば水回りであったりエアコンだったりのハウスクリーニングなどの作業を頼みたい場合、ネット上で検索すると大体上位に来るのがこの「マッチングプラットフォーム」や「ポータルサイト」などと呼ばれる、地域や業種から「プロ・業者」と「利用者」を繋いでくれるサービスがあります。
私は「業者側」として登録してみて、それぞれのプラットフォームの使い勝手やサービスなど、勝手に書いています。もちろん個人の見解ですのであしからず。
ハウスクリーニングのマッチングプラットフォームで、検索上位に来るのが
- くらしのマーケット
- ユアマイスター
- ミツモア
- Zehitomo
- キレハピ(2021年9月30日でサービス終了)
あたりでしょうか?
なのでこの5サービスを書いていきます。
くらしのマーケット

テレビCMなども流れているので、この「くらしのマーケット」がここでは1番メジャーかもしれませんね。
暮らしのサービスくらべておトク!【くらしのマーケット】

利用者(依頼主)側から見た感じでは、地域と業種を入れれば該当する業者一覧から、自分の好みを口コミや価格から選ぶといった方法なので使いやすいと思います。
では業者側から見た場合どうか。
事業者登録について
「くらしのマーケット」の事業者登録(パートナー登録)自体はフォームへ入力し出店審査ののち公開できるようになります。
ただ出店に際し「独立して6ヶ月以上」「独立してから作業を5件以上」の出店基準があり、技術レベルの低い業者は申し込めない的なニュアンスの説明を受け、堅実な運営をされている印象は最初持ちましたが、その出店基準を示すものがなくとも、口頭で「基準満たしてますよ」と言えばパスするようです(私が登録した際はこんな感じでした、今はわかりませんが)説明では技術的なトラブルを防ぐためと言ってたことは理解はできるものの、少し緩い気もしなくもないかなと。
店舗管理システム
可もなく不可もなくといったところ。ユーザーインターフェースはもう少し改善の余地はありそうだけど、最低限入っているので、このままでも悪くはないか的な感じ。
業種カテゴリが多いのですべてに対応できないとかその辺だろうか。まぁ、これはどのプラットフォームも抱えている問題かも。
登録後、1番最初だけ提供するサービスのページをザックリと作ってもらえる。その後のページ内容や作業料金等は自身で修正し公開となる。
サポート体制
基本的に「くらしのマーケット」への問い合わせはメールのみ。電話やチャットはない。何度かメールでの問い合わせはしたが、返信はまぁまぁ早い。対応はマニュアルなのか機械的なそっけない感じがする。他の事業者さんとかで緊急対応してほしい場合などはどうしているんだろう?
利用料金
初期費用、月額利用料は0円。事業者が提供するサービスに対し利用者(依頼主)との間で予約申込、成立してサービスの税込金額の20%が手数料として発生します。
率直な感想
登録まではメールやら電話やら来ますが、事業者として登録が済めば、あとはほったらかしな印象。もしトラブルなどあっても当事者同士で解決してねって感じ。まぁそうなんだろうけど。。。
あと、しょうがないことではあるけど事業者側に直接連絡が取れてしまうような記述等は非常に警戒している、当たり前ではありますが「くらしのマーケット」は特にピリピリしている印象を受ける。
プロフィールに事業者名(会社名)が入ってるのだからとプロフィール画像の方に会社ロゴのみ入れたら画像審査で落とされた経緯がある。結構シビアにみているようです。
ユアマイスター(旧あなたのマイスター)

「ユアマイスター」も最近はCMに力を入れているようで、結構見かけるようになりましたね。
ハウスクリーニングやエアコンクリーニングはプロにおまかせ!【ユアマイスター】
利用者(依頼主)側からは「ユアマイスター」も「くらしのマーケット」同様、地域と業種を入れれば該当する業者一覧から、自分の好みを口コミや価格から選ぶといった方法です。
では業者側から見た場合どうか。
事業者登録について
「ユアマイスター」の事業者登録(パートナー登録)自体はフォームへ入力し出店審査ののち公開できるようになります。登録自体は簡単です。
ただ「くらしのマーケット」のような出店基準はないようです。審査もよほどのことがない限りはパスすると思います。
登録時、3つのプランの選択があります。簡単に特徴だけ書いておきます。
お試しプラン
- サポートのないシンプルなお試しプラン。
- 月額利用料は0円。
- 施工成立した際、売上マージンが一律20%。
- ページ作成サポート無(最初の1ページのみサポート)
- 公募案件:閲覧のみ
- リピーター向けクーポン無
※追記:カテゴリによっては「お試しプラン」では公開できないよう改変したらしい。例えば「エアコンクリーニング」はダメとなっている。
スタンダードプラン
- しっかりとしたサポートのプラン。
- 月額利用料は20,000円。
- 施工成立した際、売上マージンが4~10%。
- ページ作成はプロが代行
- 公募案件:閲覧、応募可能
- リピーター向けクーポン:500円分
アドバンスプラン
- 主に企業向けと思われるプラン。
- 月額利用料は50,000円。
- 施工成立した際、売上マージンが4~10%。
- ページ作成はプロが代行
- 公募案件:閲覧、応募可能
- リピーター向けクーポン:1,000円分
私が思うに「お試しプラン」の選択で問題ないと思います。ページ作成無とありますが、ブログを書いたりできるレベルであれば作成できるようなプラットフォームになっており特段難しくはないです。
「アドバンスプラン」はほぼ企業向けです。
「スタンダードプラン」を選ぶ理由としては、公募案件に応募できる点とマージンが安いことです。
公募案件は取れれば仕事をコンスタントに入れられそうですが、公募は地域によってまちまちで地方ではあまり案件はありません。都市部では魅力的かもしれません。地方在住の私は公募案件に出会ったことはありません。
あと、売上マージンが「お試しプラン」より低いですが、作業数により変動します。作業数が少なければ10%です。
※追記:最近サイト内で「お試しプラン」という表記がまったくなくなっています。プランは無くす方向に行ってるのでしょうか?登録事業者からは月額利用料や手数料が高いと不満が多いみたいです。。。
店舗管理システム
ユーザーインターフェースはまぁまぁ使いやすい。
スタンダードプランなら月間アクセス数なども見れて便利。
サポート体制
私は最初スタンダードプランだったので少し違うのかもしれませんが、一応サポートの担当者が一人ついてくれます。なので直接電話やLINEでやり取りが可能です。
ただ、(私だけかもしれませんが)お忙しいらしくせっかく担当者が付いていてもタイムリーなポートは望めないかもです。担当者以外へのコンタクトは電話はなくメールのみ。ただここもあまりタイムリーではないです。
私が望みすぎなのか?担当者というからページ制作はもちろん集客のアドバイスやページの改版提案などしてくれるのかと思っていましたが、そこは期待できません。最終的にはページの変更はご自身でと言われ、何のサポートしているのやらでしたが(あくまで私だけかもしれませんが)
あと、気付かないうちに担当が1年で3人も変わってた(変わるのは良いけど連絡ぐらいほしかった)
利用料金
上で書いたように、3つのプランが用意されています。
- お試しプラン:月額0円、制約手数料20%
- スタンダードプラン:月額20,000円、制約手数料4~10%
- アドバンスプラン:月額50,000円、制約手数料4~10%
追記:これも最近の改定で手数料も高くなったようです。。。
率直な感想
個人的なことで申し訳ないですが、「スタンダードプラン」はこのサポート内容で月額20,000円はかなり割高に感じます。お金払ってるんだからもう少しサポートしてよと言いたくなる(実際言ったけど暖簾になんたらです・・・)
あとは上でイロイロ書いてしまいましたので。。。
なので「お試しプラン」で十分かと。
もしもスタンダードプランで登録すると1年契約なので途中変更はできません。気を付けてください。
「スタンダードプラン」でも1年経過すれば「お試しプラン」へ変更可能です。
ミツモア

「ミツモア」はやや後発のプラットフォームなのかと思いますが、ここ最近は知名度も上がってきているようです。
利用者(依頼主)側からは複数の質問に答えていき、自分に合っている業者をマッチングさせるタイプ。「ユアマイスター」や「くらしのマーケット」とは違い、業者一覧からが出る形ではなくプラットフォーム側から業者を提案するといったもの。
では業者側から見た場合どうか。
事業者登録について
登録自体は簡単にできるようなシステムになっていると思います。特段難しさはありません。
他と同様、フォーム入力後出店審査があってという具合。
店舗管理システム
ユーザーインターフェースはまぁまぁ使いやすい印象。PC操作などに詳しくない人でも難しくはない。
サポート体制
問い合わせはフォーム内にチャットシステムがあるのでそこで問い合わせる。
即座にというわけにはいかないが、そこへ質問を投げていればメールや電話でも回答してくれる。そういう意味では対応は親切な印象を受けました。
利用料金
初期費用、月額利用料は0円。
手数料は制約課金型の場合は20%前後(カテゴリによる)、応募課金型は150円~。
率直な感想
利用者側からの検索の仕方が若干手間だなと思っていましたが、意外と問い合わせは来るので結構使う人はいるのでしょう(成約になるかは別問題ですが(苦笑))サポートも結構親身になってくれる印象。
自動応募システムなので勝手に応募してくれるのはありがたい。
近しい案件があれば、それにも応募可能だが、その応募にはお金(ミツモアポイント)が発生します。
まぁこれからといった感じでしょうか?フォーム内もイロイロ改善しているようですし。
Zehitomo

「Zehitomo」も「ミツモア」同様やや後発のプラットフォームなのかと思いますが、ここ最近は知名度も上がってきているようです。
利用者(依頼主)側からは複数の質問に答えていき、自分に合っている業者をマッチングさせるタイプは「ミツモア」と同様、業者一覧からが出る形ではなくプラットフォーム側から業者を提案するといったもの。
では業者側から見た場合どうか。
事業者登録について
登録自体はどこも簡単にできるようなシステムになっていると思います。特段難しさはありません。
他と同様、フォーム入力後出店審査があってという具合。
店舗管理システム
ユーザーインターフェースは個人的には少し使いづらい。というかわかりづらい印象。
応募課金型なのでこうなるのかなとも思ういますが。
サポート体制
問い合わせは専用フォームがあるのでそこで問い合わせるカタチ。
登録初期はちょくちょく電話かかってきていたが、今はほとんどない。
利用料金
初期費用、月額利用料は0円。
ここのシステムは他と違い、マッチングした顧客との最初のコンタクトに300円~が発生するのみで、あとは個々でやり取りしてくださいと。制約手数料もかからない。
ただ、その料金はZコインと呼ばれるコインを使用し、コインは事前に購入しておかないといけないが最低コイン数が200Zコイン(33,400円)からとなっている。
条件を満たせばZコインが獲得できる(1~2コイン)こともある。
率直な感想
登録初期にサポートの方と電話で話したときは結構親身になってくれた印象。
マッチングした相手とのやり取りの最初のみしか料金がかからないのはお得に感じますが、その料金(Zコイン)を最初に購入するのに3万円ほどかかるのが、どうなのか。
おもしろいやり方ではあるけれど、もう少し購入できるZコインの数量を減らしてもらえないものか?
サポート体制
一応、電話とメールで問い合わせは可能らしいがパッと見では問い合わせ先などはない。
ほったらかしな印象。
まとめ
個人的に使ってみて感じたことを書いてみました。
どのプラットフォームでも簡単に登録できるので複数展開すると検索されやすいと思います。
基本的には月額利用料などが発生しないものをお勧め。有料プランでコストをかけてもその分ペイできるメリットがあるのなら有料プランもアリでしょうが、私的に今のところ制約手数料以外でコストをかける気にはなりません。
メリットデメリット踏まえて利用しましょう。